修行体験

修行の代名詞のように言われますが、本来はこれからの目標に向かい進む為に身体を浄め、更に精神を整える事で自身の足りない所や弱い部分を見つめ直す為に行う前行（本修行の前に行う修行）です。
今は暑期は集中力を高めるため、寒期は忍耐力を高めるために行なってもいます。

描かれてる仏の下絵を筆ペンでなぞっていく事で自身の中の仏性を目覚めさせ、心を注ぎ込む事で現れてくる仏の絵に魂を入れていきます。仏像にしろ、仏画にしろ、その物に魂が入らないと単なる美術品であります。各人の思いが入ることで、仏の力が作用いたします。
当寺では、描かれた絵を御守りの中の護符として包みお渡しいたしております。

本元の四国八十八ヶ所のお寺様より戴いた、本堂下の砂を八十八の厨子前に埋設してあります。
その上に立ち、八十八のお寺ごとの本尊様を拝む事で、遠い四国に行くことなく、そこに巡礼した功徳が得れます。
それとは別に四国八十八ヶ所巡礼の関心を深めてもらい、実際に行くときの参拝の練習（真言の唱え方・納め札の書き方・金剛杖の扱い方等）にもなります。